右も左も分からない状態から最短で結果を出すには、すでに成功している人を参考にするのが効果的です。
しかし「フォロワー数やチャンネル登録者などの数字が大きい=正解」という前提でお手本を選んでしまうと、逆に収益化から遠ざかってしまう場合があります
今回は、ビジネスとして実利を出すために「本当に参考にするべき発信者の基準」を解説します。
認知を取れているから稼げている、とは限らない
「この人は10万人も登録者がいるから、このやり方を真似すれば自分も稼げるはずだ!」
一見もっともらしい考えですが、本当にそうでしょうか?
実はビジネスにおいては、集客ができていても売上につながっていない、という場合がよくあります。
渋谷のスクランブル交差点で大根は売れない
想像してみてください。
あなたは今、渋谷のスクランブル交差点のど真ん中に立っていて、目の前には何百、何千人という膨大な数の人が行き交っています。
そこであなたは立派な大根を一本手に持ち、道行く人にアピールし始めました。
「新鮮な大根、いかがですか!」
さて、この大根は飛ぶように売れるでしょうか?
答えは、おそらくNOです。
何百人、何千人にアプローチできたとしても、そこにいるのは遊びに行く人や仕事に急ぐ人ばかり。
大根を買って帰ろうと思っている人は、まずいないからです。
一方で、街の小さな八百屋さんでならどうでしょうか?
一日に来るお客さんは20〜30人程度かもしれません。
しかし、そこに来る人は最初から「野菜を買いたい」と思って足を運んでいます。
20〜30人もお客さんが来れば、きっと1人くらいは大根を買う人が現れるでしょう。
「見られているだけ」の人を真似るリスク
情報発信の世界でも、これと同じことが起きています。
- メチャクチャ再生はされているけど、実は広告収入しか発生していない
- フォロワーは多いけど、自分の商品やサービスには誰も興味を持っていない
このように、数だけ追っている人のやり方をそのまま参考にしてしまうと「認知は取れているのに全然利益が出ない」という状態に陥ってしまいかねません。
もちろん、発信を伸ばすための細かいテクニックを参考にするのは大賛成です。
ですが、その裏側にある「どうやって売上を立てているのか」という仕組みまで上手く回っているかは、外部から判断できることではありません。
僕らが目指すべきなのは単なる有名人ではなく、自分の発信が見込み客に刺さる状態、ビジネスを成立させている状態です。
本当に参考にするべきなのは細く長く続けている人
では「セールスの流れや収益化の仕組みを参考にしたい」と思ったとき、一体誰を見ればいいのか?
僕がおすすめしたいのは「発信はそんなに伸びていないけど、発信歴だけはメチャクチャ長い人」です。
一見すると「あんまり人気がないのかな?」と思ってしまうようなチャンネルやアカウント。
実はここにこそ、弱者が生き残るための正解が隠されています。
儲かっていないのに続ける人はいない
冷静に考えてみてください。
広告収入も期待できない、再生数も100回程度、フォロワーも少ない……。
そんな状態で、何年もひたすら発信を続けるなんて普通はできませんよね?
何の利益も出ていないなら、とっくの昔に心が折れてやめているはずです。
それなのにずっと続けているということは、表からは見えない裏側でしっかり利益が出ているということ。
派手なバズはなくとも、特定のファンに商品やサービスが確実に売れているからこそ、彼らは発信を続けられているわけです。
【実例】登録者3,000人でも5年以上続けている理由
実をいうと、僕自身もまさに地味な発信者の一人です。
僕はWebライター向けのYouTubeチャンネルも運営していますが、こちらのチャンネル登録者数は3,000人ちょっとしかいません。
新しく動画を投稿しても、再生回数が200回に届かないことなんてザラにあります。
一般的に「YouTubeで成功している」と言われる、登録者数万人、数十万人の世界から見れば、僕のチャンネルは伸びていない部類に入るかと思います。
それでも、僕は2020年から数えて5年以上も発信を続けています。
なぜか?
それは、再生数が少なくてもビジネスとして十分に回っているからです。
動画を観て「この人は信頼できる」と感じてくれた視聴者さんがメルマガに登録し、そこでのコミュニケーションを通して、納得した上で商品を購入してくれる。
この流れができているので、万単位の再生数なんて必要ないんです。
裏側の導線を分析しよう
もしあなたが「自分の商品を売りたい」「個別相談につなげたい」と考えているなら、こうした細く長く生き残っているベテランの動きに注目してください。
- どんなタイミングで公式LINEやメルマガに誘導しているのか?
- 登録した後、どんなメッセージが送られてくるのか?
- どうやって読者と信頼関係を築いているのか?
表面的な再生数という数字のメッキを剥がした先にある、本当に成約が出る仕組み。
それこそが、何の知名度もない弱者が参考にするべきものです。
あえて伸びない発信をする、という戦略
情報発信を始めようとすると、どうしても「クオリティを磨かなきゃ!」と思ってしまいますよね。
例えばYouTubeで伸びている動画を観ると、効果音が絶妙なタイミングで鳴っていたり、丁寧にテロップが挿入されていたり……。
たしかに、それを真似できれば、それなりの結果はついてくるかもしれません。
ですが、そのクオリティでの発信をコンスタントに続けることはできますか?
高品質な1本より、サクッと出せる10本
多くの人が、完璧な発信をしようとして、結局何も投稿できずに終わってしまいます。
あるいは、1本の動画、1本の記事作成に何日も費やしてしまい、やがてはガス欠になって更新が止まってしまう。
これでは本末転倒です。
情報発信において、最強の武器はバズではなく継続です。
- 凝った編集を一切やめて、パッとカメラを回してすぐに出す
- 面倒なテロップ入れは諦める
- あえて中途半端な仕上がりで記事をアップロードする
こうした手の抜き方を覚える方が、実はビジネスとしては成功しやすいんです。
これはあくまで僕の経験則ですが、凝りに凝った情報を発信するより、その時間で10本別の動画なり記事なりを出していった方が集客効果は高いです。
スライド動画でも視聴維持率40%は叩き出せる
「ショボい発信だと見てもらえないんじゃ……」と不安になるかもしれません。
ここで僕の実体験をお話しします。
僕が運営しているWebライター向けのチャンネルは、動画の作りがメチャクチャシンプルです。
基本はスライドを映して、右上に自分の顔を出しているだけ。
凝ったテロップも派手な演出もありません。

ですが、10分以上の動画でも視聴維持率40%以上を安定して取れています。
なぜ、こんなにシンプルな動画が観られるのか?
それは、僕の視聴者が求めているのはエンタメではなく情報(中身)だからです。
「手を抜く=サボる」ではない
僕は「サボってもOK」と言っているわけではありません。
1つの発信に注ぐエネルギーをあえて減らすことで、発信する量を増やす。
そういう戦略もあるよ、という話です。
結局のところ、情報発信は続けられたもん勝ちの世界です。
ほとんどの人が途中で脱落していく中で、多少クオリティに劣っていようが淡々と発信を続けていれば、必ず誰かの心に刺さるタイミングがやってきます。
無理に伸びている人をパクるのではなく「これなら自分にもできそう!」と思えるやり方を見つけてください。
